散歩日和

日々のことをつらつら書き連ねる備忘録。

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祖母の入院

 
9/2の夜8時過ぎに、姉より電話。
「こんな時間なのに、実家に電話しても誰も出ないの」
実家の両親、祖母は21時前には寝てしまうので、20時にいないというのは
かなり珍しいこと。
なので、姉と近所の人に電話したり、いろいろやってみる。
こういう時に離れてるって非常に不安だねと言いながら。
姉が嫌な予感がする、と某総合病院の救急に電話をしてみたら
案の定、祖母が運ばれた、と。
詳しい話を母に聞いてみたら、脳梗塞とのこと。
なので、次の日は朝一番のバスに乗って室蘭へ行くことに。

口にあたって、うまく喋れないんだって、と夫に言いつつ
なんかあまり実感がなく、ぼーっとしてしまう私。
夫は逆に私より心配してた。
たぶんそんな近しい存在ではないからもあるのだろうな。
(一応身内だけど)
私も夫の祖母が亡くなったとき、なぜかわんわん泣いてたから。
(夫はぼーっとしていた)

まっすぐ病院に行き、父と会い、話を聞くと
「全然わからん状態」
ってことは、記憶もないということ?と急に不安になり、病室へ急ぐ。
父は先に帰ることになり、母とともに。
病室の入り口には祖母の名前。
当たり前だけど、何せ目の手術(白内障緑内障)以外で入院することなんて
なくって、それがまずショックだった。
祖母がベッドに横たわってるのももちろんショックで、あー・・と思っていたら
祖母、私に気づきおお泣き。
ものすごい、涙もろい人なのだ。私は多分、彼女に似たんだろうけど。
私も泣きそうになるのをこらえ、祖母の涙をふいたり話しかけたり。
やはり言葉は出てこない。ここでまた落ち込む。
けど生きててよかったなあ・・・としみじみ。
手にはでっかいグローブ。
点滴を抜いてしまうため、つけられたらしい。
(お年よりは結構やっちゃうらしい)
それが塩梅わるいのか、はずしてくれとジェスチャーする祖母。
ちょっとふざけた言い方で
「それ外しちゃダメなんだってー。ばあちゃんが悪いんでしょー」と言うと
うふふ、と笑う祖母。
ああ、喋れないけど昔のまんまだと嬉しくなっていたら
母が「今までほとんど無反応だったんだよーあんた来てよかったわー」
そうか、そうだったのか。
ちょっと嬉しかった。
今日は家に泊まって、もう一度お見舞いしてあげてよ、と母に言われたので
泊まることに。
そして、そろそろお暇・・ということでまた夕方に来るからね、と言い
病室を後にする。

普段なら外でご飯を食べて帰るところだけど、さすがに母も私も
そんなに食欲はなかったので、くれせんとでパンを買って帰ることに。
あとはスーパーで買い物。
久々に母と買い物するのがなんだか嬉しかった。

実家に戻り、両親とおしゃべりしたり昼寝したり。
食欲はないといいつつも、クレセントのパンがめちゃくちゃ美味しかった。

夕方、またお見舞いに。今度は父と。
行ってみたら何かの処置をしていて、父とちょっと緊張しつつ待つ。
何かあったら連絡くれるはずだよね、とか父に確認したりして。
処置が終わって病室に入ると、今度はベッドに固定されていた。
なんでも、トイレに立とうとしたかららしい。
体は元気なんだろうなあ・・
でも祖母は朝よりすっきりした顔。
父に昼飯食べたか?と聞かれたら大きくうなずく。
私が美味しかったかい?と聞くと、また大きくうなずく。
お昼ごはん食べて、昼寝したから少し落ち着いたらしい。
よかったねえ、と父といろいろ話しかけていたら
私に向かって「悪いね」と言った。はっきりではないけど、確かに言った。
たぶん「何度も来てもらっちゃって悪いね」と言いたかったんだと思う。
喋ったよ!と父に言うと父もかなり嬉しそう。
よくなってきたんだねえ、と父とまた色々話しかける。
看護婦さんがやってきて、家族の方が来てる時は外していいんですよと
手のグローブみたいのを外し方を教えてくれようとしたけど
父が祖母に「我慢することも覚えないと」と言うと神妙な顔でうなずいていて
何だかおかしかった。
で、病院を後に。

家に帰るとご飯が食卓に並べてあって、感動。
ご飯が出来てるっていいですねえ・・本当に。
久々の母の五目御飯、かぼちゃの煮もの、きゅうりの酢の物など食べる。
うまい。うまいよ母。
で、夫より電話が。今日は夫も実家でご飯を食べるそうで
「手巻き寿司だってさ!」というので
「ずるいー!家は五目御飯だったよー!」と言うと
五目御飯で悪かったねと母が笑っていた。す、すみません・・。
そして家族そろってテレビを観て、早めの就寝。
21時に布団に入るだなんていつぶり?

次の日は5時半に起き、ご飯を食べ、朝イチのバスで札幌へ。
夫とまだ付き合っていた頃、よく乗ったバスだなあと懐かしくなる。
中央バスだったから、東室蘭駅も通ったんだけど
東室蘭駅、立派になりましたね。初めて見たかも。
そして大谷地の前の、大体輪厚くらいまで眠る。
で、札幌駅で降り、JRに乗って帰宅。

COBYくん(ipodもどきのアイツ)がたいそう役に立ちました。
頼んでないのに、アーティストごとにまとめてくれるのが迷惑ですが。
音楽があるのはありがたかった。
行きはサンボマスター10-FEETに励まされ、
帰りはくるりUACHARAで癒されました。
ああ、フジもたくさん聴いたな。

その後、毎日実家に電話をしてるんですが、祖母はよくなってきてるようです。
こちらの言ってることははっきり聞き取れ、
おしゃべりも少しできるようになり。
よかった。

甥っ子が「おばあちゃんどうしたのー」とわんわん泣いてたそうで、
泣き役は私から甥っ子にシフトチェンジしたんだなと何だかしみじみ(笑)
祖母に会った瞬間、祖母が大泣きするのでもらい泣きしそうになったけど。

まあ、そんな2日間でした。
またちょくちょく、お見舞いに行こうと思ってます。