散歩日和

日々のことをつらつら書き連ねる備忘録。

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

わりと好きです。

hachuurui2.jpg

『嫌われ者たちのララバイ ヘビ、トカゲ、ヤモリ』

写真・文 松橋利光

昨日借りてきた本。

たぶん目の前にいたらギャッとなるけれど

見る分には大好きです。爬虫類。

でもあんまり好きって人、見かけませんね。

うちの夫もこの本を見て

「・・・そんなの借りてきたの?」と怯えてましたし。

そんな、一般的には嫌われ者なヘビ、トカゲ、ヤモリさんの

魅力と、なぜ嫌われるのかを説明した写真集。

作者の松橋さんは無類の爬虫類好き少年時代を経て

水族館の飼育員さんになってお仕事でも爬虫類とふれあい、

そしてカメラマンになったという方なので

爬虫類の気持ちがわかるのでしょうね。

なんか写真におさまった爬虫類たちの顔がいい。

地顔なのかもしれないけど、かわいい。

岩合さんに撮られた猫のようにいい顔しています。

ヘビやトカゲさんたちの、嫌われるポイントについて

「そんな嫌なやつじゃないんだよ」と説明したり

威嚇したり噛み付いてきたりするのは怖がりだからなんだよ、

人間が怖いんだよと書いてあったり

ほほうと思うことが多かったです。

ヘビと道端で遭遇したことはないのですが、イメージ的に

いきなり喧嘩売ってくる怖い生き物でしたから。

あと驚いたのは、ヘビよりトカゲの方が噛みつかれたら

痛い目に遭うということ。

ヘビは噛みついたら基本はすぐ離れるし

(大蛇は別として)

食いちぎられるような心配はないようです。

(顎の力が弱いので毒さえなければそんなに危険じゃない模様)

しかしトカゲは細かい歯で顎の力もつよく、首を回転させて

食いちぎろうとするから危険とのこと。

ヘビよりトカゲと触れ合うことが多かったから、ちょっとドキドキ。

hachuurui3.jpg

そして長いしっぽの彼ら。

この長いしっぽは何に使うかというと

どうしても自分に近寄ってくる敵(人間とか)を撃退するものみたいです。

あんまりしつこくするとこのしっぽを鞭使いしてくるとか。

痛そう・・

見た目怖いし、噛みつかれることもあるけど

悪いやつじゃないんだよっていうことがわかる、爬虫類愛にあふれた

素敵な一冊でした。

小さいトカゲなら飼ってみたいなって思ってしまった。

しかし。

最後にこの写真集に登場した爬虫類さんたちの紹介があるんですが

アミメニシキヘビの紹介文(個体の特徴)が

「人食いヘビと言っても過言ではない」とあったのが

ぞぞーっとしました・・・

この紹介も、爬虫類好きなんだなって言うユーモラスな紹介なんだけど

アミメニシキヘビだけはきっぱり言い切っていたので

危険なんだな、と。

まあ彼らが生息する場所に行くこともないだろうし

家で飼う事もないからそんな、怖がらなくてもいいんだけど。

って爬虫類嫌いな方にはいやな日記ですね、すみません、、

他に借りた本は、

私のなかの彼女/角田光代

あんこの本/姜 尚美(再読)

何も持たずに存在するということ/角田光代

カラスの教科書/松原始

桜ほうさら/宮部みゆき(再読)

舟を編む/三浦しをん(再読)

四十九日のレシピ/伊吹有喜

47都道府県の純喫茶/山之内遼

よ、読みきれるかしら。

角田さんの新作がたのしみ!