散歩日和

日々のことをつらつら書き連ねる備忘録。

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君があんまり一生懸命だから



ピンポーンとチャイムの音。
宅急便の予定もないし、クリーニング屋さんもさっき来たし。
めんどくさいけど返事をしてみる。

「あのっ、あ、あのっ、私○○建設のっ」

住宅メーカーの営業マンらしい。うーん、めんどくさい。

「まだ家を買うとか言う計画はありませんから」と
お引き取り願いますってな感じで言ってみたら反応無し。
なんだい君、スルーかい。
ものっすごくテンパってたから、出てやるとするか、と出る。

テンパってらっしゃいました。
まだ新人さんなのかな。
大変だねえ、と話を聞いていたら、やたら熱く語られた。
うむー・・。
家の近所に住宅街ができるらしい。家を買われる際は土地勘のあるところを
選びますよねえ、だったら今この○○なんかどうでしょう!と語るので、
だから計画ないっつーの・・・と、本音トークをしちゃいました。
「ええとですねー、この辺にはあまり土地勘がないので、建てるとしても
 ○○区の方ですかねー」
(ほんとにここにずっと暮らしたいとは思っていない。)
ちょっと動揺するも、引き下がらない営業マンくん。
まいったなあ。だから何にも決まってないんだっつーの・・と
「あのですねえ、私、中古のマンションとか中古住宅でもいいんですよ。」と
言ったら営業マンくん、新築住宅メーカー魂(?)に火がついたのか
今まで以上に熱く熱く熱く語り始めた。
ほんとに本音トークだったのになあ、、逆効果であったか・・とげんなりする私。
いやまあね、新築もスバラシイと思うのよ。自分好みの台所が憧れだったの!とかさあ。
俺は書斎作るのが夢だったんだよ!とか言ったりしてさあ。
(絶対書斎、片づけないと思うけどね。夫。)
私だっていいなって思うし、家については色々考えるところ、あったりもすんのよ。
だけど今はいいって言ってんのッ!!と思ったのもあったし、
築30数年の社宅で新婚生活を送ったけど結構楽しかったという思い出もあったので
今度はそれを言ってみた。

「結婚生活のスタートが、築30数年の社宅だったんで・・割と中古、好きなんですよ。」
「シャワーも無かったんですけどねえ。」

営業マンくん、大いに悩んでいた。こう返してくるとは思わなかったのだろう。
いっひっひ。
(シャワーは住んで2年目に取り付けられたけど、それは言わずに。)

でもやっぱり新築はいいもんですよ!と言ったけど、
”奥さんは駄目っぽいからダンナさんを攻めてみーよーっと!”と思われたのか
夫について熱く聞いてきた。仕事とか、家についてどう思ってるのか、などなど。
夫も、まだ家はねえ・・な感じだったから、そう伝えておいた。

でも最後にアンケートをお願いしますとアンケートを書かされた。
個人情報書けってか、と思ったけど、まあここまで付き合ったから(20分強喋った)
書いてやっか、と記入。(色々ぼかして。←書けって言われたのに言うことを聞かない私)

そして最後の最後に、夫の性格について聞かれた。
「仕事はかなり几帳面ですが(几帳面だ。)日常生活はズボラです。」と答えると
「・・・ええと、真面目な方ですか?」と聞かれた。
「真面目ですよ。」というと安心して帰って行った。
なんなの、なんだったの?

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以下、妄想タイム。


営業マンくんへ。
もし君に彼女がいるとしよう。その彼女に結婚を迫られていたとしよう。
でも君はもしかしたら「今は仕事がちょっと・・」と言うかも知れない。
(言わないかも知れないけどさ。)
それを家に例えてみよう。
君は家はどうですか、どうですか、と言うけど、
「今はお金とかもろもろがちょっと・・」なわけだよ。
君もその彼女に対して
「こいつとも付き合いが長いから・・考えて無くはないんだ。でも今は仕事が・・」って
思ってるかも知れない。
それは私もなのよ。
「もう結婚して五年だしねえ。家についても考えて無くはないんだ。でも今はお金が・・」ってね。
わかってよ。営業マンくん。

それにしても「まだ家は考えてない」と言ってもあんなに引き下がる営業マンは
初めてみたなあ。君、出世するかもネ☆(適当)