先月映画『白夜行』を観て、えーっ原作はどうだっけ??と
思うことが多かったので読み返してみました。
私はドラマから入って原作を読んで、そして映画を観たのですが
やはり忠実なのはどちらかと言うと映画ですね。
ドラマは亮司と雪穂が直接会っている描写はないので。
ただ映画の方の、雪穂の結婚相手が変わっているのが
私にとっては二人が会っていることよりもどうも受け入れがたかったので
やっぱドラマのが好きだったかなあ。
雪穂の結婚相手は、最初は大学のサークルの先輩で
大学時代から付き合っていた高宮誠で、そして次は同じく大学の先輩の篠塚一成の
親戚の篠塚康晴なんだけども
映画では篠塚一成と結婚していて、ちょっとびっくり。
時間足りなかったんだろうけれど、最初の結婚のエピソードとか大事だろうになー。
あと篠塚さん(一成)は雪穂の近くにいて、でも雪穂の魔力には負けず
(やや負けかけたけど。まあ雪穂は美人だからしょうがない)
雪穂の悪事を暴いてくれる、すごくかっこいいキャラなのに
映画では三人分ミックスされてるから、色んなものがぶれていて駄目だったー・・・
(まあ刑事・笹垣と雪穂に「お前こんなことしただろー」みたいに言いに行くんだけどね。)
なので、雪穂の結婚、篠塚のキャラが原作どおりじゃなかったのが
残念だったかなあ。
でもまあ時間が足りなかったんでしょうね。
ドラマ版ではきっちりやれてたものね。
映画版を観たあとだったから、私の中の雪穂が綾瀬はるかから
堀北真希に変わってしまった。
見た目は堀北さん、どんぴしゃですね。ちょっと幼すぎるってのはあるけど。
でも演技が1本調子なのが気になるからやっぱ綾瀬さんのがいいなー。
亮司は、本当はよわくてすぐにでも自分の犯してきた罪を償いたい・・っていう視点ならば
山田孝之がいいけど、小説版の、淡々と罪を犯してゆく感じは高良くんがよかったな。
しかし雪穂はほんとうにモンスターですね。
怖い女だなー・・・・
小説読んでから、しばらくダークな気分になりました、、、、
今は気分が明るくなれる小説を読みたいです・・・笑